2017年04月
ラベンダー
英名:Lavender
学名:Lavandula officinalis
使用部位:花
科名:シソ科
主要成分:フラボノイド、タンニン、
クマリン、精油
シソ科の常緑低木の植物で、フランスと地中海西部が原産地です。
清楚な香りを放つ青紫色の可憐な花をつけるラベンダー。その香りは、古代ギリシアの時代から怒りや興奮を鎮め、心身の浄化のために用いられてきました。
ラテン語の「ラワーレ(洗う)」が語源です。
香り成分の約30~55%を占める酢酸リナリルは、強い鎮静効果を持ち、リラックスをもたらします。
自律神経の中枢に作用して心身のバランス、生体リズムを整えてくれるのです。
まさに香りが不安な気持ちを洗い流し、神経疲労を労わってくれるというわけです。
スキンケアとしては、皮膚活性作用があり、日焼け、火傷、ニキビの炎症回復を促します。
また最新の認知症対策として、香りの効果が発表されています。
昼に集中力を高める「ローズマリー&レモン」の香り。
夜は就寝前から心身のリラックスを促す「ラベンダー&オレンジ」の香り。
これらを2時間ずつディフューザーなどで芳香浴をすることで、認知症の予防や改善がみられるということです。
寝付けない夜、精神的疲労を感じる時、不安を感じる時。春の緊張をほぐしてくれるリラックス効果の高いラベンダーが役立ちます。
ラベンダーのハーブティーを淹れて、まずは立ち昇る香りを深呼吸して、ゆっくりと召し上がってみて下さい。
香りがもたらす心地よさに包まれることでしょう。香りのパワーを感じてください。
注:妊娠中の精油のご使用はお控え下さい。
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ティーブレンダー・JAMHAハーバルプラクティショナー
平井麗子