ヨーロッパ原産の落葉高木。
ヨーロッパでは多くの街路樹に用いられ、花をつける季節には街中が上品な甘い香りで満たされるそうです。
別名「千の用途を持つ木」として古くから親しまれ、活用されています。

リンデンティーは、花と苞の部分を使用した「リンデンフラワー」と木部の白木質部分を使用した「リンデンウッド」があり、それぞれ効能が異なります。

リンデンフラワーは甘い香りが特徴で、その香り成分（精油成分）ファルネソールが高ぶった気持ちを落ち着かせ、神経の緊張を鎮め、イライラを取り除いてくれます。

また花に含まれるビオフラボノイドの成分には血圧を下げる働きがあり、動脈硬化、心筋梗塞などの予防に役立ちます。

その他ドイツの小児科では風邪の引き初めにリンデン④：ペパーミント①の割合でブレンドしたハーブティーが処方されていたり、 フランスでは落ち着きのない、興奮のおさまらない子どもに飲ませたり、と日常的に安心して飲むことが出来ます。

リンデンウッドは、利尿作用・老廃物の排出に優れ、むくみの緩和やダイエットに効果を発揮してくれます。

鎮静・発汗・利尿作用に優れ、主に不眠や熱に効果的に作用してくれる鎮静、癒しのティー。心身の疲れで寝つきが思わしくない時におすすめのハーブティーです。

おすすめのブレンド

ジャーマンカモミール　または　オレンジフラワー

ティーブレンダー・JAMHAハーバルプラクティショナー
平井麗子