Herb Tea

2016年6月

マロウブルー

マロウブルー

英名:Blue mallow/学名:Malva sylvestris
使用部位:花
科名:アオイ科
主要成分:粘液質、アントシアニン、タンニン

アオイ科多年草のマロウブルー。和名はウスベニアオイ。
ティーにした時の水色(すいしょく:ドライハーブをお湯で抽出した時のティーの色のこと)の綺麗なハーブです。
モナコのグレース王妃が愛したハーブティーとしても有名です。

深い青色から水色→青みがかった黄色→淡い黄色と時間が経つごとに水色が変化します。
その色の変化の様子から夜明けに例えられ、「夜明けのディサーヌ(ハーブ」)」とも呼ばれ愛されています。

成分に粘液質を持ち、喉や胃の粘膜の炎症を優しく労わり、咳、気管支炎などの呼吸器系障害を落ち着かせてくれます。
「ムシムシ」と「じめじめ」の梅雨の季節は除湿器やエアコンのドライ機能がフル活動し、天候不順で「なんとなく不調」。特に喉に違和感を覚えやすいものです。
喉の粘膜を保護してくれるので、梅雨の季節にはうってつけです。
粘膜を保護することで炎症も起こりにくく、またウイルスや雑菌の侵入も防いでくれます。

こうした効果の他、色の変化も目で楽しむことが出来ます。
雨の日の午後のティータイムにマロウブルーティーを取り入れてみてはいかがでしょうか?
ティーにレモン汁を数滴垂らすと一瞬にしてティーはピンク色に染まります。ちょっとしたサプライズでティータイムの話題に一役買うこと間違いなしです。
(マロウブルーにはほとんど味がありません。ブレンドをして召し上がることをお勧めします)

おすすめのブレンド

ジャーマンカモミール、レモンヴァーベナ
タイム、ペパーミント

ティーブレンダー・JAMHAハーバルプラクティショナー
平井麗子

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